alnair〜モンテッソーリの灯〜

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初めましての皆さま、
以前よりアルナイルのホームページをご覧になって下さっている皆さま、
改めまして、どうぞ宜しくお願い致します!

alnair

モンテッソーリ教育の現場として
数年前よりこの湘南の地で活動を続けてきました。
藤沢がメインですが、鎌倉でも時々開催しています。

私にとってモンテッソーリ教育の実践とは、
子どもが今見ている世界は 子どもと大人で分断されているものではなく 
同じ空間 時間を共有しあえることに気付けるものであり、
子どもにとって必要なサポートがどのようなことかを大人が知ることができるものだと思っています。
また、モンテッソーリ教育の考え方や捉え方、サポートの仕方を通して、
一人ひとりの子どもの人格の形成の大切な基礎づくりを援助していけることも
私がモンテッソーリ教育の考え方が好きなところです。
私たちの目の前にいる子ども達は
平和の源なのです。
どうかこのことも どこか念頭において子ども達を観て下さると嬉しく思います。

さて、
幼児期というのは、本当に大切な時期です。
その時期にある子どもの生命の輝きを援助したいと思うからこそ、
いま、私はここにいるのだと思います。

なぜそう思うのか?

私は精神科分野を専門とする資格で病院やクリニックなどで勤務していました。
心理士が行った結果なども参考にして、患者さまのサポートを行なってきました。

しかし、結果だけでは見ることのできない深い想いを私が行うカウンセリングを通して知ることになりました。

遡ると、行き詰まっている時期は幼少期の親子関係であることが多くありました。
詳しくはここには書きませんが、その時の患者さん達の心の叫びは、

あの時、私を認めて欲しかった

ただ生きて存在していることを認めてほしかった

「あれしなさい、こうしなさい」「なんでできないの?なんでこんなことばかりするの!」「あの子はできてるのに」
という言葉ではなく、
こうしたいと自分が決めたことを思う存分やらせてほしかった

もっと自分を信じてほしかった

兄弟と比べられてきて劣等感を抱いて育ってきた

「ダメ!」と言われることが多くて嫌だった
親はなにも分かってくれなかった、分かろうとしてくれなかった

諦められていた

などなど、痛みを伴う言葉がひとつ、またひとつ…と出てきました。

しかし、お父さまお母さまからすれば、
しっかりとわが子を愛していたし、認めてきたはずなのです。
わが子に良いと思うことがあれば、情報を集め与えていたこともあるでしょう。
わが子がやろうとしていることの先がどのような結果になるか分かるからこそ、
 止めたり、避けようとさせたり、お膳立てをしたりすることもあったかもしれません。
すべて、わが子のことを思って、そして幸せに育ってほしいと思ってのことだったと思います。

どうしてお互いの愛情がすれ違ったのでしょう。

詳しく伝えようとすると長くなりますので省略しますが、
私はここに、モンテッソーリ教育の子ども観や考え方が親子に良い影響をもらたらすと思っています。

出会った患者さまの中には、思春期の子もいました。
覚醒剤などの薬物依存や多重人格の方もいました。
また、触法精神障害者と言われる子もいました。
残念なことにこの世を去る方もいました。
また、自身を傷つけることによって生きていると実感する人もいました。

ここには書けないですが、とても大切なエピソードはいくつもあります。
お母さまとの愛情形成が大切な乳幼児期は、
その後の人生において、
その人の思考や人生観にまで影響を与えることがあります。

このことは、私自身が医療福祉の現場で感じてきたこと、子ども達がいる現場で感じてきたことでもありますが、
以前、現場時代から親しくさせて頂いている医師と話している時に、
臨床をしつつ、医師になる学生を教えることにもなったとのことで、自然と教育の話題になりました。
その時に先生から「結局は幼児期のご家庭での育ちが表れる、幼児期で気付いたり、学ぶことを、今、自分が個々に教えることも時にはあって、医者の勉強以前の人格の問題である」と話して下さったことを覚えています。

モンテッソーリ教育の理念や考え方を通して、私は現場で出会うご縁あるお子様を観つつ、切っても切れないお母さま方との関係性も観ています。

そのため、
アルナイルは、親子育ちを大切にしており、
お子様だけでなく、お母さまのサポートも行っております。

また、私が障がいの分野に身を置いて働いていたこともあり、
知的、発達障がい、グレーなどのお子様も自然に受け入れております。
それだけではなく、
お母さま自身がACだったり、虐待を受けて育ってきた方、精神的な繊細さを抱えていらっしゃる方も多くいらっしゃり、
お話を通して必要なサポートを行なっております。

この世に生まれてきた喜びを、
この身が何か誰かの役に立つことを願い、
お母さんお父さんを選んで生まれてきたその命を大切にし、
灯が光となって、自分の人生を自分の力で輝かせ、彩り豊かな人生を生きていってほしいと想い
いつも現場にて、目の前のお子さまを観ております。

わが子の良いところは分かるけれども、周りと比べるとそこに自信が持てないということならば、安心できるようにお母さまに灯を届けます。お母さまが変わるとお子さまも変わり、みなぎる生命の力を発揮します。

その生命力をどの方向に発揮したらよいか分からないでいる子どもには、輝ける方向へ
時に導き 時に待ち 時にヒントだけ贈ってみたり していけたらと思います。

また、
その生命力が閉じ込められて苦しそうならば、安心して開放できるようにサポートしていけたらと思います。

わたしが心に届けた灯が不要になるくらい、
キラキラと自らの光を放てることを願います。
光が弱り消えそうになったときには、
届けた灯を思い出して力にしてもらえたら
嬉しく思います。

これらの理由から現場は少人数とさせて頂いております。

また、
ご縁を大切にしております。

隠れ家的なアルナイルを見つけて辿り着いて下さった皆さま、ありがとうございます。

これから出会う方々、
どうぞ宜しくお願い致します。

ありがとうございます。

alnair



*alnairに込めた想い*


alnair は 恒星の名前です。
恒星は、自ら光り輝きます。
これはアラビア語で『輝くもの』を意味します。

夜空の輝く星の光を見ると
元気になったり、優しい気持ちになれたり。
そして
純粋に美しいと感じます。

星のように自ら輝く力を子どもたちは持っています。

未来に向かって
自分の力を信じて輝いてほしい。
そして、自分が輝くことで
周りの人にもその光が伝播し
自らの人生を自らの意志で歩んで幸せになってほしい。
このような想いが込められています。

決して、自分だけ良ければよい
という輝き方ではなく、

自分を信じて輝かせ方を心得たならば
何か手助けが必要な人と出会った時に
自然とサポートができ、
自分と同じように相手の輝く力も信じることのできる、
そのような光を放ってほしいと思っています。